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後編4月の葉山はヒラメが熱い!

 前回に引き続き、今回は葉山沖ライトタックルで狙うヒラメ後編をお送りします。

どんなタックル?

今回はまずタックルから説明したいと思います。

やはりライトタックルですから、遊漁船での沖合いのヒラメ釣りとは違い、オモリは軽めのものを使用します。ボートでアンカリングして釣るなら15号、流し釣りをする場合では30号のオモリを使います。

ロッドは専用のムーチング竿なんかがあればいいのですが、なければオモリの重さに見合った船釣り用の竿を使ってください。なければシーバス用の竿なんかでも代用がききます。

道糸はPEの2号前後がトラブルも少なくて使いやすいでしょう。ハリスはフロロの4~5号、ハリはチヌバリの5号前後です。

エサはできたらカタクチイワシの活餌を使うのが一番です。レンタルボート店においている場合もありますし、釣り道具店でも置いているところがあります。えさのかけ方は主に二通りあります。活餌が豊富にある場合なら、弱りやすいけれどもアピールがいい背掛けを、エサに余裕が無ければエサ持ちのいい鼻掛けがよいでしょう。

オモリは遊動式で

次にここがこの仕掛けの肝なのですが、オモリはヨリ戻しやスナップを使って遊動式にします。ヒラメは他の根魚やシーバスなどと違ってエサをいきなり飲み込んだりはしません。最初に咥えた後、様子を見ながら徐々に飲み込んで行きます。この時に何かしら違和感があるとエサを吐き出してしまいます。なので、遊動式のオモリならば、あたりがあった後、すぐさまラインをフリーにすれば、糸がスルスルと出ていくので、ヒラメは違和感無くエサを飲み込むことができます。

 

 

根の周辺もポイント

このシーズン、イケス周りだけではなく、根の周りも有望なポイントです。逆にイケスではなくて、根でひらめを狙う人もいます。

ヒラメと言うと砂地にべたっと張り付いて上に泳いでいるエサをバクッと食べるイメージがありますが、実はそれだけではなく、岩場にはりついてエサを狙っているヒラメもいます。ヒラメは根のどんな場所に付くかと言うと、砂地にぼこんと突き出した根のてっぺんとかにはいません。根の
かけ上がりについていることが多いです。傾斜の付いた根であれば、頭上のみならず、横方向に寄ってきたエサも狙うことができるので、ヒラメには好都合なようです。


そのようなわけで、釣っても楽しく、食べてもおいしいヒラメ。市場に出ているヒラメはほとんどが養殖もんですが、天然のヒラメなんて、よっぽど懐が暖かくないと、普段の生活では食べることができません。ならばやはり自分で釣るしかないでしょう。ヒラメの縁側を豪快に一箸ですくって食べるなんてことも自分で釣ったヒラメだからできること。まだまだ海の上は寒いですが、ヒラメの旬はラストシーズンを迎えています。このシーズン、ヒラメの泳がせ釣りを是非トライしてみては!

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