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初めてのキス釣り 釣行編釣りの素人が行く、初めてのキス釣り



マリーンネットワークスのO(オー)ことオダイラです。

前回記事を仮名で書いてしまったことで、社長にきつくお叱りを受けてしまったので今回は実名で書かせて頂きます。

今回は、前回の準備編に引き続き、実際にキスを釣りに行く「初めてのキス釣り釣行編」をお送りいたします。

前回もちらっと触れていますが、私は主に『釣りナビくん』や『みんなの海図』を動かすためのうしろでごちゃごちゃしている部分の開発とメンテナンスを行っています。

釣りに関しては
を付けてもおかしくない程のど素人で、全くといって良いほど知識がありません。

そんな素人が勢いだけでボート釣りなんて出来るのか!?
今回の特集はそんな趣旨で進めております。 
前置きが長くなりましたが『釣行編』しばらくおつきあい下さい。 

前回は準備編と言うことで、釣りに行くための仕掛けも揃え、場所も大体三浦半島辺りと決めました。三浦半島にはレンタルボート屋さんがけっこうあります。各レンタルボート屋さんのホームページの釣果情報を見ていると、この時期あちこちでシロギスが釣れているようです。


その中でも、釣りナビくんともお付き合いがあり、高速道路からのアクセスのよい「みうらボート」さんという、横須賀市の走水にあるレンタルボート屋さんでボートを借りることにいたしました。

そこでさっそく天気図とにらめっこし、台風が去って風が落ち着いてきそうな日に狙いを定め、ここぞという日に会社から有給休暇をもらいました。
そして、とうとう初のボート釣りに出かけることとなりました。

交通手段としてはやはり車が一番便利そうです。
電車でも行けますが、朝早い方が風も穏やで魚も釣れるとのことらしく、なるべく早く現地に着くにはやっぱり車ですね。私の住まいは埼玉県の郊外にあって、車が無いと生活できないところなので、当然車を所有しております。しかし、平日はうちの嫁さんが子供を幼稚園へ送り迎えするのに車を使うため、私は車を使うことができません。そこで、少々お金はかかりますがレンタカーを借りることにいたしました。

今回は近所のニコニコレンタカーというレンタカー屋さんを利用しました。

高速を使うので、やっぱり高速料金が普通車に比べて安い軽自動車を借りることにしました。 
こちらのレンタカーは軽自動車やコンパクトカーが
24時間で3660円と激安です。
みうらボート店
 
 さらに
ETCも付いているので、高速料金はETC割引で更にお得です!!
最近はガソリンスタンドに併設された格安レンタカー屋さんが増えてきているので、とても便利になりましたね。


4時に起きて出発、同行者の友人を途中でピックし、6時半頃に目的地である三浦半島走水の『みうらボート』さんに到着しました。


キス釣り特集はこちら

 

お店に到着したら、釣りナビくんにポイント登録!

まずは店主さんにどの辺に行けばキスが釣れるのかをお伺いしました。

人考えでは、『ボートで沖にさえ出れば、エサ付けて垂らしていれば釣れる』なんて思っていましたが、当然ながら魚によって好む水深や底質(砂場や岩場など)があるようです。

この時期のキスは水深5〜10m程度の砂場にいるとのことなので、さっそく店主さんに、私のスマートフォンに表示した釣りナビくんの釣りマップを見てもらって、よさそうなポイントをウェイポイント登録しました。
 

この釣りナビくんのナビゲーション機能は、我がマリーンネットワークスが誇るテクノロジーを駆使した・・・・、おっと、これを話し出したらきりがないのですが、要はスマートフォンに海底の地図が表示されて
Google mapのように、自分の現在地と登録したポイントまでの距離と方角が表示される優れもんなわけなのです。

店主さんの話では、お客さんのほとんどは、
GPS魚探などのナビゲーション機器はもっておらず、釣れるポイントを教えても、特に目標物のない海の上ではなかなかその場所にたどりつけないとのことでした。
なので、こういう手軽に使えるツールがあると初心者の人でも釣果を伸ばしやすくなると言うわけです。 

そういうことで、いざ出発!!

と思ったのですが、まだエサも買ってないし、ボートも借りてなければポイントまでいけません。さっそくお店で「ジャリメ」という海のミミズのようなエサを買い、手こぎボートを借りました。

あ、ちなみに前回の準備編で書きましたが、竿とリールはレンタルボート屋さんでレンタルしようと思っていましたが、こちらのお店には置いてないという話でしたので、今回同行した友人の竿を借りることにいたしました。
この友人も釣りに関してはほとんど素人で、私より少々ましなレベルってところでしょう。
なんでも、この竿は
2000円ぐらいでリールとセットで売っていたものだそうで、以前家族で海水浴に行った時にちょっと釣りをしようと思って買ったものだそうです。
友人曰くキスはこの竿でも十分釣れるのだそうです。

いざ海へ!


改めて出発です。


まずは釣りナビくんを駆使してポイントまでこぎ出します。

しかし普段デスクワークばかりなのか、ボートはなかなか思うように速くは進みません。日差しは強く、釣りをする前にけっこう疲れてしまいました。
多分慣れてくれば差ほど苦にならないと思いますが、慣れないうちは少し高めでも、免許なしで乗れる2馬力の船外機付きのボートを借りるのも手です。 


そしてなんとかポイントに到着し、釣りの準備です。
まずは、竿を伸ばしてガイドという穴にリールの糸を通してから、天秤と繋ぎます。
次に天秤に重りと先日川越の釣り具屋さんで買った、ハリの付いた糸を取りつけます。
ここまでは簡単にできます。
糸を結ぶ必要もなく、すでに糸と結んであるヨリ戻しの付いたスナップと言うものにそれぞれのパーツをつなげるだけです。 
いちおう、糸とヨリ戻しというものを結ぶ簡単な結び方だけ覚えてきたのですが、今回は使うこともありませんでした。
最後にハリにエサを付けておしまいです。文字にするととても短いですが、これがなかなかに苦労しました。

このジャリメ、活きがいいのか動きまくりで、おまけにヌルヌルしているのでなかなかハリに刺さってくれません。
ハリの刺し方もただ単に胴体に横からブスッと刺せばいいのではなく、頭からハリ先を入れて胴体を通すように刺さなければいけないのだそうです。
船も揺れているので、事前に陸上で少し練習しておけば・・・と少し後悔しました。
 

なんとかエサもつけ終わり、あとは海に向かって投げ込むだけです。
最初はなかなかうまく投げることが出来なかったのですが、だんだんそれっぽくなってきます。
ちょっと少し遠くに投げて、糸を出し、海底に重りが着いたら、少しリールを巻いて糸を張って、緩んできたらまたリールを巻く、ひたすらこの繰り返しだそうです。

それからみうらボートの店主さんの話では、風とか潮の流れでボートが速く流されないようであれば、アンカーは降ろさず、ゆっくり流されながら釣りをするのがいいとのことでした。

こうすると、広い範囲を探れるし、魚が釣れ出したらそこにアンカーを下して船を固定して釣ってもよいようです。
 


そして、投げること数回。

さすがみうらボート店主さんお勧めスポット、ものの数分で最初のヒットです。

プルプルと、わかりやすいアタリがありました。
ここまで色々苦労しましたが、これだけでうれしくなりますね。
しかし釣れたのは、ピンギスと言う体長15センチぐらいのちっちゃいやつでしたけど・・・。 

まさかの船酔い!


ここでトラブル発生です。

飽きない程度にピンギスが釣れていたのですが、だんだんと私自身の様子がおかしくなってきました。
そうです、船酔いです。
ちょうど海に出て2時間くらい経っていたでしょうか。
もともと私は船には強くなく、これまでの経験から、大(おがさわら丸)から小(小型漁船)までの船で酔う事を自覚していたにもかかわらず、『寝不足』『朝食抜き』しかも『酔い止め飲まず』の三連単。

そりゃ酔いますよ・・・
せっかく酔い止め持ってきたのに飲まなかった痛恨のミスを犯してしまいました。
せっかく面白くなってきたところで残念ながらいったんリタイヤです。
陸に戻り1時間ほど寝て、朝食を取り、酔い止めを飲みました。

後から思うと、こうやって自分の好きな時に陸に戻れるのがボート釣りのいいところですね。船釣りだと、途中で陸に戻るなんてできませんよね。
ちなみに、船に自信が無い人は、ちゃんと睡眠と朝食を取って(食べ過ぎはいけません)、乗船1時間前までには酔い止めを飲んでおきましょう。

ちなみに酔い止めは『アネロン ニスキャップ』がお勧めです。

朝飲めば夕方までばっちりです! 

11
時くらいまで休んで再チャレンジ!
酔い止めも効いてがんがん行けます。

再び海へ!


リベンジ最初のヒットは、なんとナマコでした。
残念ながらキャッチする前に海に落としてしまい写真は撮れませんでしたがオレンジ色の少し大きめのやつで、食べれそうな感じだったので残念でした。

 
その後はポイントを移動したりしながら(大体は流されては戻りの繰り返しですが)ぽつぽつピンギスを釣っていたのですが、そこでちょっとはいつもと違う引きが。 これは大ギスが来たかーっと思いましたが、なんだかとてもカラフルな魚。
友人曰くベラと言うやつらしいです。

関東の方では釣っても捨ててしまう魚らしいですが、西日本の方では食べるらしく、それまで釣れていたキスよりも大きかったのでキープすることにしました。  

 

その後はベラやキュウセンとか言われる魚のオンパレードとなりました。
ちなみに友人はヒトデを釣っておりました。

と、その時やや強めの引きが。
またベラだと思ってリールを巻くと、ベラとは違う白い魚体が水面下に見えました。
おー、これはキスではありませんか。
なかなかいいサイズのキスです。

ここですかさず、スマートフォンの釣りナビくんでポイント登録です。
これでボートが流されても、いつでもこのポイントに戻って来ることができます。

よーし、これで天ぷら屋で出されるようなキスの天ぷらがいっぱい食べられるぞー、と喜び勇んだのもつかの間、その後はやっぱりベラが多く、大きいキスはそれほど釣れませんでした。
結局4時間ほど釣りを楽しんで、2時半ごろには、陸に戻りました。

肝心の釣果は?



私と友人あわせたこの日の釣果のほどは、ピンギス20匹ほどと、そこそこの大きさのキスが3匹、キープサイズのベラが数匹、メゴチ数匹でした。

 

後で店主さんに聞いたところ、ベラが釣れるところは、根と呼ばれる岩礁地帯のそばで、そこには大型のキスもいるそうです。

なるほど、あのベラの猛攻と大きめのキスが釣れた場所は、けっこう西に流されたところで、海底に岩場がある場所のようです。
根がかかりと言うそうですが、たまに重りが海底に引っかかることがありました。いいサイズのキスが釣れたところは岩場と砂地の際だったのかもしれません。

なんでも、最初にベラをがんがん釣りまくって、ベラがいなくなってから、大きいキスを釣る人もいるとのことでした。
 

その後、店主さんといろいろ話して帰途についたのは15時半くらいでした。

今日は他のお客さんでは、2馬力の船外機船でのアジ狙いの人が結構釣れていたそうです。
アジ以外にもイナダやサバが釣れたとのことでした。

今回の釣行を振り返って

釣果としてはちょっと残念でしたが、素人的には『釣れる喜び』が味わえた釣行でした。
やっぱり飽きずに魚が釣れるところがボート釣りの魅力ですね。
沖に出てポイント選びさえ間違わなければ魚がたくさん釣れるということがよくわかりました。
 

それと今回思ったのですが、釣りをしている時間の半分以上が、エサをつけている時間か、こんがらがった糸をほどいている時間でした。
エサつけが慣れればもっと釣れたかもしれません。

今回はキス釣り用のハリと糸がセットになった仕掛けを2種類持って行きました。
この二つの仕掛けは、一本の糸にハリが二つ付いた構造は同じでしたが、ハリの形が違っていました。
一つはハリの軸が長く、もう一方は短いものでしたが、長い方は短い方に比べてハリをつまみやすく、エサつけは断然楽です。
エサをつけるのが慣れていない人にはハリの軸が長い方をお勧めします。
もしかしたら釣果とかに影響があるのかもしれませんが、やはり早くエサをつけられる分、釣れる数も多くなると思います。
 

最後に、今回半袖短パンで釣りをしていたのですが、日焼け止めの塗りがあまく、両膝が真っ赤に日焼けしてその後3日ほど苦しみました。
この時期は太陽を甘く見てはいけませんね。

あと、海の上は日陰が無いので水分補給はこまめにしましょう。
船酔いや熱中症でせっかくの釣りが出来なくなってしまったらつまらないですからね。
 船外機ボート
ちなみに、今回お世話になったみうらボートの店主さんは非常に気さくで、いろいろと親切に教えてくれました。
『海の男は気むずかしい』という先入観もあったので、初心者の私が初めてボート借りるまではちょっと緊張しましたが、その必要はありませんでした。

こちらのお店は場所も高速を降りて直ぐだし、初めての人でも利用しやすいのではないでしょうか。
もちろん、船外機船もあるので、本格的に釣りをする人にもお勧めできるボート屋さんです。

今回かかった費用は

今回かかった費用は以下となります。 

レンタカー代:3360円(24時間)

高速道路料金:
6,450円(往路2,950円/復路3,500円)

エサ代:1500
(ジャリメ3パック)

ボート代
4,000

ガソリン代:2,294

合計: 
17,604


これを2人で割れば一人8,800円になります。あとはクーラーに入れる氷とか食費を入れれば、一人当たり1万円弱ぐらいです。

ちなみに高速料金は、もう少し早く出て横浜横須賀道路に6時までに入れば何百円か安くなります。

それからエサですが、3パック買いましたが、素人が二人で使うには2パックあればちょうどいいぐらいだと思います。

一番お金がかかるところは交通費ですので、もっと海に近い人や、自家用車で行ける人、また釣行人数が増えれば、一人頭の費用はもっと安くなりますね。

まあ大の大人が1日遊ぶ費用としては、こんなもんじゃないでしょうか。

そんなわけで、次回はキスの実食編をお送りします。

初めてのキス釣り 実食編


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